Webマーケティングやアクセス解析に少しでも携わると出会うのが「直帰率」というワードです。

 

「直帰率」は、自分のサイトに訪問はしたけどそのページだけ見て直帰してしまったユーザの割合を指します。
しかし、「直帰率」が自分のサイト上でどのような意味を持つのか、実際の数値をどう捉えればいいのか、という深いレベルまで考えている方は多くないかもしれません。
「直帰率」は、高ければ高いほどユーザはすぐにサイトから離脱してしまっていることを表しています。

直帰率を下げる工夫をすることで、サイトを訪問したユーザの満足度だけでなくサイトにおける目標達成率(コンバージョンレート、CVR)も高くなります。
つまり、サイト改善において直帰率という指標は大変重要であるということです!
このサイトでは、「そもそも直帰率って?」という初心者の方から、「実際に直帰率を改善したい!」という方まで
幅広い方に分かりやすい、「直帰率の極意」を紹介します。

 

直帰率とは?

直帰率=1ページしか閲覧されなかったセッションの割合です。

つまり全セッションのうち、ユーザがサイトの閲覧を始めたページから他のページを見ずにサイトを離脱してしまったセッションの割合を表しています。

こちらのブログ記事でも、直帰率の定義について詳しく紹介されています。直帰率とは|離脱率との違いや目安について~アクセス解析のAIブログ~

直帰率の計算方法

一言で直帰率と言っても、「サイト全体の直帰率」「ページごとの直帰率」の2種類があります。

①サイト全体の直帰率

これは先ほど紹介した直帰率の説明と一緒で、

サイト全体の直帰率=サイト全体の直帰した訪問数÷サイト全体の訪問数

で表されます。(1セッションと1訪問は同じ意味を持ちます。)

 

②ページごとの直帰率

サイトを構成する各ページについても直帰率を計算できます。

 

ページごとの直帰率

=そのページから閲覧が開始された訪問のうち、直帰した訪問数

÷そのページから閲覧が開始された全体の訪問数

 

ポイントは、そのページから閲覧された訪問数に絞っているということです。

このようにユーザがサイトの中で一番最初に訪れたページをランディングページと言います。

 

例えばサイトAのうちのあるページをページ①とします。

ページ①をランディングページとする訪問数は1000で、そのうちページ①から他のページに移動せずそのままサイトを離脱してしまった訪問数を650とすると、直帰率は65%になります。

ページごとの直帰率をそれぞれ確認することで、改善すべきページに検討をつけることができます。

 

直帰率の平均や目安は?

ここまでは直帰率についての具体的な説明をしてきましたが、実際にGoogleAnalyticsなどで自分のサイトやページの直帰率を見たときに、それが高いのかどうかを判断する必要があります。

例えば「直帰率60%」は高い数値なのでしょうか?

 

答えは、「サイトやページのタイプごとに目安が異なる」です!(明確な基準を期待していた方はごめんなさい)

一般に、直帰率の目安は40%と言われています。しかしだからといって直帰率70%のページが必ずしも質の悪い頁であるとは言えません。

①ブログなど記事型のサイトやページ

記事のコンテンツがメインのサイトは、ユーザが目的としている記事を1ページみてそのまま帰ってしまうということが少なくありません。ですので、直帰率が高くてもそれだけでコンテンツの質の良し悪しは分かりません。

では、どうやってページの質を評価するのでしょうか?

まず一つ目に「平均滞在時間」という指標が役に立ちます。

 直帰率平均滞在時間
サイト全体50%2分
ページ①70%

4分20秒

このサイトの場合、直帰率だけ見るとページ①はサイト全体の平均よりも高いです。

しかし平均滞在時間に注目すると、ページ①はサイト平均に比べて2倍以上です。

つまりページ①はそのページを目的として訪問するユーザが多く、コンテンツの満足度は高いと言えます。

ただ正直、この指標はデータとしての信頼性が曖昧な部分があるので(※)あくまでも参考程度にとどめておいたほうがいいです。

※「平均滞在時間」の計算方法

アクセス解析ツールは、「離脱」という行動を追うことができません。そのため、そのページを最後にサイトを離脱した人が最後のページで何分見ていたかというのは計算に入らないのでデータとして信憑性があまり高くありません。

 

「平均滞在時間」を見るほかに、同じタイプのページ同士の直帰率をサイト内で比較することが有用です。これは当然のように思えますが、ページのタイプごとに直帰率に差があることを念頭に置くことで効率的に比較・検討することができます。

 

②ECサイトやポータルサイト(特にトップページ)

ECサイト(=広い意味での「通販サイト」)やポータルサイト(=検索エンジンやニュースなど様々なサービスがまとまっているサイト)は、訪れたユーザが商品や情報を探すことが多いので直帰率は①に比べると低くなります。

特にトップページは様々な目的で一番最初に訪れるユーザが多いので、サイトの中でも特に直帰率が低くなりやすいです。

逆にサイト全体に比べて、トップページの直帰率が同じかそれより高い場合はトップページを見直す必要があります。

 

 

まとめ

直帰率は、ユーザのニーズとサイトやページの内容が一致しているかを示す大事な指標です。

ただ、あくまでも直帰率はアクセス解析の指標の一つなので、それだけでサイトやページの良し悪しを判断できません。

サイトタイプごとの直帰率の目安に注意しながら、ユーザのニーズを詳しく分析することがサイト改善の近道です。

実際の改善方法の紹介は「直帰率を改善しよう!~原因と改善方法~」をご覧ください。